「ねえ、これ、またちゃんとできてないんだけど。」
はい、きました。
5年経っても変わらないこのやりとり。
ただ、5年前と違うのは、俺の反応だ。
昔なら「またかよ…」ってイラッとしてた。
でも今は「おう、了解!」って言って、さっさと直すだけ。
なんで変わったかって?
ちょっと聞いてくれよ。
あの頃、俺たちは“敵”だった
育児って、まじで戦場。
5年前、初めての子どもが生まれて、俺も妻も手探り状態だった。
けど、妻はホルモンバランスのせいもあって、常にピリピリ。
俺が何をやってもダメ出しの嵐。
「哺乳瓶、ちゃんと消毒した?」
「オムツ替え、遅すぎ!もう漏れてる!」
「なんで泣いてるのにボーッとしてんの!?早く抱っこして!」
俺も頑張ってるつもりだったけど、ダメ出しされすぎて心折れそうだった。
「もう好きにやってくれよ…」って思ってたよ、正直な話。
でもある日、夜泣き対応で大喧嘩になった。
俺が「俺だって頑張ってる!」って言ったら、妻がこう言ったんだ。
「あなたは仕事に行けるけど、私は毎日この子と二人っきりなの!あなたは逃げ場があるけど、私はない!」
ハッとしたね。
確かに、俺は仕事で外に出られる。
でも妻は24時間ずっと子どもと一緒で、逃げ場がないんだ。
その時思ったよ。
俺、育児を「手伝う」って感覚だったんだなって。
でも、それじゃダメだったんだ。
転機は“俺が先にやる”に変えたこと
それから俺、ちょっとやり方変えてみたんだよ。
「何すればいい?」じゃなくて、「これやっといたよ」に変えた。
- 食器が溜まってたら、聞かずに片付ける
- 子どもを風呂に入れた後、洗濯物までやる
- “家事育児の指示待ち”をやめる
これ、効果バツグンだった。
最初は「…珍しく気が利いたね」くらいの反応だったけど、
少しずつ妻のイライラも減ってきて、気づけばお互い助け合えるようになってた。
今じゃ、「ちょっとこの仕事片付けてる間に洗濯お願い」とか、スムーズに役割分担できる。
お互い無駄にイラつかなくなったし、夫婦としてもだいぶいい感じになった。
“夫婦”ではなく、“戦友”として
相変わらず妻の自己肯定感は高いし、「私が正しい」は変わらない。
まあ、これはもう個性だと思うしかない(笑)。
ただ、5年前と違うのは、俺も「正しいかどうか」より「どうやったら楽になるか」を考えるようになったこと。
育児も家事も、「どっちが正しい」じゃなくて、「どうやれば二人で乗り切れるか」だなって。
俺たちは夫婦だけど、それ以上に“戦友”なんだと思う。
子育てっていう名の戦場を一緒に戦う相棒ってこと。
…さて、今日も「またちゃんとできてないんだけど」と言われるのは確定。
でも、もう俺は拗ねない。
「おう、了解!」って言って、さっさと直すだけ。
結局それが、一番平和だから。


